2015年02月19日

イミテーションブルー事業 創業10周年と政治の原点

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この度、私が行っている事業が創業10周年を迎えました。
なぜ私の個人事業のことを、この政治系ブログで書いているのか?

実はこの事業は実験であり、また私の政治活動とも密接に関係しているからです。

事業内容はバイク屋+IT屋(自社向)で100%趣味です。
この材料と、綾川町の立地条件から、若者がこの地で創業でき、東京とも対等に渡り合える事業展開を検討しました。完全に地方創世の実験台です。

この時点で通信販売をベースにすることが決定しました。

また、すでに政治家を目指すことを決めていましたので、活動拠点、経済的よりどころ、自分が居なくても回るシステム、インターネット上のどこでもオフィス(社外で仕事ができる環境)を会社の仕様に追加しました。
起業時点で基幹システムの大半はネット上にあるか、実装予定で、現在はほぼ実装済みです。

ところで起業時の綾上町山田下地区のネット環境はADSLのみで、サーバーを置ける状況ではありませんでした。
レンタルサーバーを借り、そこに画像等の重いデータを置き、その他の処理は自宅のサーバーで処理しました。
しかし、別サーバーによる管理は、面倒くさいのと、ADSLの回線速度の遅さで、不満は溜まりました。

何年かして、たまたま父が、丸亀市に別事業のオフィスを持つことになり、そこをデータセンターとして借りることにしました。
丸亀市は当時から光インターネットの環境がありました。

この頃にはすでに私は商工会青年部の役員になっており、事業者間では光インターネット待望論が広がっていました。

それ以前の学生時代、県の公開された年代別人口データから、ADSLの(当時自宅はISDNのみ)エリア展開で、自宅のある地区が含まれていないのはおかしいというレポートをNTTに送ったり、当時の綾上町に要望メールを送ったりしていた。
そういった経験もあったので、町へ光インターネットの要望に青年部役員として訪れました。
町長に対して、「光インターネットが無い状況は水道が無くつるべで、舗装されていない獣道。電気がないので提灯での生活と同じ事だ。」と言ったら、「君は失礼だ。」と言われてむちゃくちゃ怒られました。

しかし、なぜか総務課に通されて、課長さんから「無いとダメか?」と聞かれたので、「要る要らないの話では無く、無ければ居住、事業地として選択外で、競争どころか候補にも入らない。無い土地と同じ事だ。道もない土地に誰が住んで事業を興すのか?(先述の)父が丸亀市にオフィスを決めたのも、丸亀市には光インターネットがあったからだ。綾川町はなかったので、真っ先に選択から外れた。」と言ってトイレに行ったら、町長が居て「やっぱり要るんかのー」と言うので、「要りますよ。お願いします。」と答えました。

30才になるかならないかの、若僧相手に、まじめに取り組んでいただきありがとうございました。
後日、見事綾川町全域がエリアに入りました。公設民営で、契約金をNTTに渡し、綾川町内で光接続の要望があった場合はNTTが責任を持ってエリアに入れるという方式です。
これ、あまり知られていませんが、綾川町内であれば、どんな山奥でも光インターネットのエリア内です。
ネットインフラ上は東京と同じレベルになりました。

人にはいくつかの原点がありますが、この話は政治家として表層の原点の一つです。

以前、小学校の卒業式だったと思いますが、祝辞で原点の話をしたことがあります。
何かを目指すきっかけ。なぜそれを目指すことになったのか?その「なぜ?」が原点です。と言った話です。

さらにそこから、その「なぜ?」を掘り下げることにより、表層、中層、深層の原点が次々と出てきます。
人が行動を起す動機は色々とありますが、それを掘り下げていくと、だんだんと集束されていき、最後には天命とも言えるべき、きっかけが残ります。

私は突き詰めていくと、幸せな平和な理想的なこの町でのこれまでの私の生活が残ります。
それと同時に、悪い面、寂れていく町、無くなる町もそこには存在します。そこは戦う必要もあります。

理想的な町を、伝えたい、続けていきたい、持続したい。
大きく言えば、そういう町を世界の果てまで際限なく広げていきたい。
わがままで、幸せで、自己中な話ですが、これが私の原点です。

そのための手段として、「いかに人を増やすか?」と言ったテーマが私の政治活動には縦糸のように通っています。
原点という考え方も知らず、掘り下げると言うこともわからずに、それでも初出馬したときのテーマ、「人が集まる町づくり」は、やはり間違いでは無かったと今になって感じています。

私の師から「最初に無いものは最後まで無い」と言われていたので、そういう面でも間違いなかったと再確認しています。

さて政治家としての歩みに大きく関わっている私個人の事業が10周年を迎え、以上のように少し考えをまとめてみました。
ご精読ありがとうござました。
posted by 川崎やすふみ at 04:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動指針

2012年10月10日

議会制民主主義とは

選挙で選ばれた議員が代表として政治を行う制度です。

選挙で選ばれた議員は、選挙民から信任されたと見なされます。
信任とは信用され、任されることです。

もちろん全権委任ではありませんので、議員に個人の意志の全てを丸投げするわけではなく、信用に足らないと見られればリコールなどの処置も用意されています。
信任を全権委任と勘違いすると、明後日を向いた対応をしてしまう議員や、議会で決した事柄をまるで神託のごとく盲信してしまう結果になります。

しょせんは人間のやることですので、常に興味をもち、監視していく必要があります。
その制度が選挙です。全権委任であれば、一度当選すれば選挙する必要もありません。

あくまで選挙による議員の信任であること肝に銘じ、私は活動していこうと心に誓っています。
ですので、私に対しておかしいと思うことや、信用に足らないと思われる方は議員であるからなどと考えず、自分の子どものように叱っていただき、言いたいことはどんどん述べてください。


次に、議会制民主主義を何であるかと問われて多くの人が勘違いをしている点が多数決主義です。
多数決は肝ではありません。あくまで合理性、妥当性によるものであり、悪く言えば妥協の産物として存在する制度です。

多数決はっきり言って民主制において必須の制度ではありません。

本来は話し合いの中で全員の納得を得るまで続けるのが本筋ですが、現実論としてそれが不可能であるため、妥当性をのある対案として行われるのが多数決となります。
仮に多数決が万能であるならば、憲法改正だって単純過半数による多数決でやればいいのに、「各議院の総議員(通常なら出席議員ですがなんと総議員です)の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。」と言う形で、見事に多数決の万能性にかんして否定しています。万能であるなら単純過半数で決すればいいことです。欠陥があることが分かっているから、重要事には慎重な対応をするため、過半数でも多分の理となる手法をとるのです。

日本の民間においても古来より多数決は存在していましたが、単純過半数による多数決ではなく、大幅な差がない限り決することをしなかったようです。先ほども出ましたが「多分の理・多分の評定」といい、多数決の万能性を否定しています。


では、どのように民主主義を現実的に運用すればいいのでしょうか?

多数決をとる前に、十分な話し合いや質問を行う必要があります。また、その前には十分な情報提供が必要になります。調査期間も必要になります。
限定された情報の中での判断は間違いを起こします。
十分な情報と、調査の元、質問や討論を経て、住民の信託に足る判断を下すのが議会制民主主義です(全権委任だから(←勘違いですけど)自分達が決した判断が正しいんだというのでは本末転倒です)。

ですので、大きな問題や複雑な問題の時は、民主制の欠点として述べられていますが、結論までに相当な時間がかかります。
しかし、時間がかかることを理由にして、拙速な結論を出すことは、たとえ多数決で決まったことであっても、議会制民主主義の否定と同じ意味になります。
多数決は、民主制成立の要素ではありませんからね。
民主制の本質は議論です。


以上を戒めとして心に抱き続けたいと思います。
広い視点と、過去から未来までを考えた幸福を。
posted by 川崎やすふみ at 03:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動指針

2010年05月20日

幼保一元と統廃合

幼保一元論、結局は効率化です。
とある議員さん曰く、保育所の保育士の方が、幼稚園の先生より国の補助金が多いとか。

さて、効率化結構ですが、主役は子供。
幼稚園における教育はどうなるのか?
幼稚園と保育所が統合されてどうなるのか?
ほとんど議論されていません。
国もそうですが、綾川町もそうです。
検討委員会の答申は出ていますが、統合するというだけで、現場の話がありません。
事実上綾川町から、幼稚園教育が消えて無くなります。

ところで、聞く話からの推測ですが、今の幼稚園での教育は、昔、私が保育所で受けていた指導とそれほど変わらないように思います。
現在の保育所は感覚として託児所化しているようです。
臨時職員だらけなのも気になります。というより、とある所長さんが嘆いていました。それでも、以前より正規職が増えてるそうです(前はどんなんだったんだ?)。

さて、問題だらけですが個人的意見、国の幼保一元がきっちりと定まるまで、少なくとも町内に幼稚園が必要です。
暫定であっても、枌所幼稚園は残すべきです。
教育がどうなるかもわからないのに、統合します大丈夫です。では、住民は誰も納得しません。

あくまで、推論や聞いた話なので、実地で調査開始します。
posted by 川崎やすふみ at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動指針

2010年04月12日

明日は出陣式

明日は出陣式です。
法制度の遅れにより、4/18までの期間中、ブログ、ツイッタ等の更新は出来ません。
あとは、ただひたすらに頑張ります。

それでは、よろしくお願いいたします。
posted by 川崎やすふみ at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動指針

2010年03月23日

後援会員募集中

川崎やすふみ後援会では、後援会員を募集しています。
・町内外問いません
・行政に疑問、意見のある方
・地域を盛り上げたい方
・何か活動したい方

会費等はございません。
活動は全てボランティアにて行われます。
何かを強制することもありません。
ほんの少しでも、町を地域を住む場所を、住人の一人として考えるきっかけになってくれればと思います。

kawasaki@ayagawa.com
ご連絡お待ちしています。
posted by 川崎やすふみ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動指針

2010年03月05日

活動方針

さて、現在議員さんは給与や賞与を貰っています。
しかし、調査費や、事務費など、別途いただくことも多いようです。

私は原則として給与賞与で終いをすることを進めていきたいと思います。
ただし、何らかの役について、会合等にほぼ強制的に出席するような場合で、給与賞与で追いつかなくなった場合は、ある程度仕方が無いと思います。

なんにせよ、民衆の代表である政治家にプライベートなど無いと考えていますので、給与賞与の使い道は、原則誰の目にも触れる形での公開を行っていって欲しいと思います。
posted by 川崎やすふみ at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動指針

2010年02月26日

後援会方針

後援会の方針や、活動指針です。

・ボランティアによる活動
・法に触れなくとも、人として問題のある行動はしない
・興味のある人や、綾川町の未来を考える仲間を増やす

巷の噂では、町議になるために400万円から1000万円かかるらしいです(法律で決まっている最大額は220万余ですが・・・)。
いろいろな抜け道があるようです。
しかし、そんな抜け道ではなく、実質の額で100万円以内(車両を借りたりする額も、計上されます。無料で借りてもです。)を目標として、活動していきます。
とある議員さんからは、50万で抑えなさいとも言われました。

さて、この金額を目標とする理由ですが、単純です。
私たちの世代が、政治に参加するためのハードルを下げるためです。

32歳前後の私たちが、400万円から1000万円をぽんと用意できるかと言えば、ほとんどの人は無理と答えます。
そうなると、若者で政治に参加するのは、ほとんど無理と言うことになります。

でも、実際はそうではないはずです。
私たち、若者も政治には参加できるのです。
それは、小さな活動であっても政治なのです。

では、その中から、議員を目指そうという者が現れたときの町議のハードル400万超をどうするか?
ハードルそのものを下げればいいのです。
その為に、私たちは活動しています。
ハードルが下がることを証明するのが、私たちの第一歩です。

理想としては、幅広く、様々な世代の者が議会を運営するのが、一番理にかなっています。
この町に住んでいるのは、若者だけでも、お年寄りだけでもありません。
子供から、親、おじいちゃん、おばあちゃん、様々な世代が暮らしているのですから、その代表である者も、様々な世代である必要があると考えます。

一人一人の、未来への希望が、自覚となり、町を次代へ進めていく力になっていきます。
私たちは、この町を、子供や孫の世代に残す義務もあるのです。
そして、子が住みやすい町は、当然、私たちも住みやすい町になるのです。

ありがとうございます。
posted by 川崎やすふみ at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動指針