2012年11月29日

香川志の会 県外視察研修1「福岡市アセットマネジメント」

アセットマネジメントとは
「投資用資産の管理を実際の所有者・投資家に代行して行う業務」Wikipediaより
です。
つまり、自分の土地や建物を代わりに管理してもらうことです。
また、ただの管理ではなく、利益を最大化する責務を負います。

福岡市の場合は、市内の専門部局が担当課に代わって、専門的見地から各種のアドバイスを送るという形でした。
もちろん、数字資料に基づく検討が行われ、住民の利益を最大化するアドバイスが行われます。

具体的に言えば、学校、公民館、集会所、体育館等々あるわけですが、それらの公共財産に対して
・立て替えを含む、投資の平準化(立て替えなどの支出の一定期間集中を防止する)
・施設の60年70年にわたる長寿命化(必要な修繕改修を行い、長持ちさせる。)
・管理基準の統一を図り、費用の標準を示す
・200平方メートルを超える建物の情報管理(コンセントの位置から各種修繕時期までデータベースで網羅)
・空きスペース、広告スペースピックアップ
・利用者の満足度向上
と言うことを行います。

ここで民間で各種管理をされている方は思うと思いますが、至極当たり前のことです。
しかし、行政においては革新的思考です。

他にもコンセッションという、民間が運営し、利益を運営会社が得るという方式も存在する(管理費をもらうのではなく、施設を運用し、利用費を行政に支払い、運営会社自身も収益を上げる。)。
これらはPFIという「民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法。」の各種お名前です。

これら手法で施設を運営することは、公共資産の効率活用と、利用者の満足度を向上させ、同時に小さな行政の実現のヒントにもなります。
また、あくまで公共施設であることから、行政による監視は必要であり、監督責任を放棄すると、話はちょっと違いますが構造計算書偽造事件(姉歯事件)のような大問題に発展しますので、ここには注意が必要です。

さて、これらをどのように綾川町に落とし込むか、いろいろ考えねば。
posted by 川崎やすふみ at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録
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